前回の記事で取り上げたCPAC 2018の参加に先立ち、天津市へ訪問してきました。
天津といえば、日本人にとっては、天津飯や天津甘栗が頭に思い浮かぶ馴染みの深い地名です。しかし、天津には天津飯はありません。天津飯の名前の由来は諸説あるようですが、少なくとも天津にはございません。
また天津甘栗もありません。北京の栗を主に天津の港から輸入していたので、日本で天津甘栗と呼ぶようになったそうです。中国では「糖炒栗子」等と呼ばれて北京の名物だそうです(出典:Wikipedia)。
天津市は、北京市、上海市、重慶市と並んで、中国に4つある直轄市になります。
20世紀前半に作られた、イギリス、フランス等の租界が多く存在し西洋風の古い建築物が数多く残っており、お洒落な街並みです。
特に海河が流れる津湾広場の夜景は一見の価値があります。
上海の外灘とは趣の異なる、落ち着いた夜景でした。
北京や深圳などの大都市と異なり、訪問先でお会いした方々は殆どが地元の天津市民で、皆さん天津に対してすごく愛着を持っている印象でした。
中には北京の大手特許事務所を退職してまで天津の街に戻ってきたという方もいらっしゃいました。
津湾広場の夜景を眺めていると、そうまでして地元天津に戻ってくる人達の気持ちも納得します。
個人的には今回の出張以前に2回ほど天津を訪れたことがありますが、機会があればまた訪れたくなるいい街です。
Also available in: 简体中文