水と緑の古都:杭州

世界遺産の西湖から眺める夕暮れ

今年の6月中旬に、中国は浙江省の杭州に出張してきました。日本語で読むと「こうしゅう」ですが、同じく広東省の広州も同じ発音のため、区別するために杭州を「くいしゅう」と発音することも多々あります。

近年G20が開催された街でもあり、世界的に有名なAlibaba(阿里巴巴集団)が誕生した街でもあります。

科学技術の発展に非常に力をいれてる街の一つであり、先に述べたAlibabaの他にも、中国国内の大学でトップレベルの特許出願件数を誇る浙江省大学も杭州にあります。市街地中心の外に新たなハイテク地区がつくられており、空港から出ると建築中の高層ビルが林のように立ち並んでいました。

杭州蕭山国際空港の到着ロビー。静かで落ち着いた雰囲気の空港でした。

過去に2度、杭州を訪れていますが何れも上海から高速鉄道で移動というルートだったので、直行便で杭州の「杭州蕭山(しょうざん)国際空港」に来たのは初めてでした。近くに上海浦東空港という巨大ハブ空港があるためか、蕭山空港は国際空港にも関わらず、こじんまりとした空港でした。

夕方の到着でしたが、我々が乗ってきた便の人以外到着ロビーには殆ど人がおらず、入国の手続きも殆ど並ばずに順調に通過できました。

 

 

 

同じく杭州蕭山国際空港の出発エリア。

因みに、帰国時の出国手続きも、荷物検査、税関ともにほぼ素通り状態でした。

上海、北京の空港では運が悪いと、長い行列に捕まることもしばしばあるので、この蕭山空港のように人が少なく、しかし、ちゃんとお店やレストラン等施設が整った落ち着いた空港は非常に好印象でした。

 

 

 

 

出張期間中、運良く観光に出かける時間が出来たので世界遺産の西湖まで全員で出かけてきました。

杭州は中国六大古都にも挙げられる歴史ある街で南宋時代(1127~1279年)に首都がおかれた街でもあります。現代でも、有名な観光地で、中国語に「上有天堂,下有苏杭」(上には極楽があり、地上には蘇州と杭州がある)という言葉があり、近くの蘇州と並んで風光明媚で天国のように美しい街と謳われてきました。

6月の杭州は雨季だったため、時には雷雨になることもあり毎日傘が手放せませんでしたが、西湖に出かけた時だけは運良く天候にも恵まれました。

ただ、日中は気温が26度以上になり非常に蒸し暑く、暑がりの私にとって傘、ハンカチ、扇子は三種の神器となってました。

仕事の合間に休憩に入ったカフェ。空調も効いてて快適でした。

でも、昼間は蒸し暑いものの、日本の悪名高い24時間蒸し風呂状態とは異なり、朝晩は比較的過ごしやすい日が多かったです。また杭州は水と緑の街とも言われており、雨で杭州の緑が映えて情緒豊かな景観をつくっていたと思います。

 

でもやはり観光に行くのであれば、少なくとも6月は避けたほうがいいかもしれません。。

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