歴史、パンダ、グルメの街、四川省成都市

10月末から11月の第一週にかけて、四川省成都市へ行ってまいりました。我々にとっては初の内陸部訪問になります。

出発当日は、季節はずれの台風のせいで2時間遅れの出発になりました。
中国大陸に入ると雲ひとつ無かったため、飛行中窓から外を眺めると中国大陸の夜景を見ることができました。

水平線の彼方まで永遠と大地が続き、暗闇の中に街の明かりが点在しており、中国の広大さを改めて実感しました。関西空港から約五時間のフライトを経て、ようやく成都に到着。ホテルのチェックインを済ませて寝る頃には、現地の深夜2時をまわってました。

春熙路の歩行者天国

成都市は、非常に古い歴史を持つ街であり、三国志の劉備が建てた蜀漢(221年~263年、日本では弥生時代後期)の都としても有名です。また、成都市近くの広漢市では紀元前2000年頃或いはそれ以前と考えられる三星堆遺跡が発掘されています。

古い歴史だけではなく、日本人が大好きな麻婆豆腐の発祥地として、また、パンダの繁殖研究所がある街としても有名な街です。

今回の出張では、同僚が地元の友人から聞いた麻婆豆腐発祥の店「陳麻婆豆腐」に行くことが出来ました。

麻婆豆腐の始祖、陳麻婆豆腐

この店は商標を取得していないらしく、街中に偽物の「陳麻婆豆腐」がありますので要注意です。我々も、最初ホテルの人に教えられるまま、偽物の「陳麻婆豆腐」に行ってしまいました。本物の「陳麻婆豆腐」は山椒が効いてて、観光客用の偽物とは明らかに違いました。

麻婆豆腐以外にも、成都には辛い料理が好きな方にとっては美味しい食べ物がたくさんあります。日本でも近年有名になってきている火鍋も美味しかったです。

じわじわと時間をかけて、辛さが顔全体に広がります。

私自身辛い料理は大好きなのですが、ここの火鍋は要注意です。辛さと痺れが後になればなるほど効いてきます。最初は大丈夫と思っても、香辛料が徐々に効いてきて、食べ終わる頃には全身から汗が吹き出して口中が痺れてました。

細かい粒は、全て山椒!!

胡麻油が辛さを中和してくれるということで、胡麻油につけて食べるのですが、辛い出汁が胡麻油と混じって途中から胡麻油の中和作用が無くなってしまいます。

そんなとき、辛さに負けそうになったらこれ、酸梅湯!結構楽になります。

辛さに負けそうなときの救世主

成都ー大阪間の直行便が少ないため、帰国は日曜日にして土曜日は一日成都観光を楽しみました。

まず、朝一でパンダ繁殖研究所を訪問し、パンダの姿に癒やされてきました。

午後からは、天府広場にある成都市博物館を訪れ、夜は成都の伝統芸能の川劇を堪能。

まだまだ武侯祠や、杜甫草堂など、訪問したい場所が数多く残っていますが、また次回の楽しみに残しておくことにします。

成都タワー
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